鈴木エイト氏 英BBCに〝猛抗議〟SMILEーUP.社に「圧力を彷彿とさせる」と指摘

鈴木エイト氏

ジャーナリストの鈴木エイト氏が28日までに自身の「X」(旧ツイッター)を更新。故ジャニー喜多川氏による性加害の補償業務を行うSMILE―UP.が25日、英BBCに抗議文書を送付したことについて触れた。

ジャニー氏の一連の問題を追及するBBCは3月30日に「捕食者の影 ジャニーズ解体のその後」と題した番組を放送した。しかし、SMILE社は、番組中の東山紀之社長の一部発言について「実際の発言の趣旨とは異なって放送された」と主張。インタビューで「なるべくなら誹謗中傷はなくしていきたいと僕自身も思っています」と発言した部分を省略したことで「誹謗中傷を助長している」と批判を受ける状況になったとして、抗議文書を送付する事態となっていた。

この騒動に触れたエイト氏は「取材を受けた際の録音データを確認したSMILE-UP.が、当該発言が放送されるとまずいと思い弁明のレターをBBCへ送っていたということ」と簡潔に指摘した上で「メディアの編集権への介入の意図まで感じられ、性加害とセットで行われてきた圧力を彷彿とさせる」とSMILE社へ苦言を呈した。

なお、東山社長は一連の問題を受けて行った昨年9月の記者会見で、各メディアに対する〝無言の圧力〟や事務所に対する〝忖度〟があったことを認め、「深いところは分かりませんが、うちの事務所が全て悪い」などと反省の弁を述べている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社