子供の問題行動、1週間の終わりに増大する傾向 徐々に衝動的で不注意に 米大学で調査研究

子供の問題行動は、1週間のうち後半に多くなるという調査結果が得られた。新たな研究によると、子供は1週間をかけて徐々に衝動的で不注意になっていくという。今回の調査では、3歳から6歳までの子供60人を対象に、加速度計を装着させ学校でどれだけ動くかを計測。子供が不注意になり、自分の行動をコントロールできなくなる傾向を調査した。

データを分析した結果、週をかけて行動を規制する子供の能力が減少していくことが明らかになり、学校で繰り返し自己制御を繰り返すことで子供が消耗していくことが示唆された。

研究誌のチャイルド・ディベロップメントの中で、研究を実施したペンシルバニア大学のチームは説明した。

「ある日は席に座り続けることが難しいのに、次の日にはそうでない理由は何なのか?衝動的に走り回るかと思えば、別の日にはしないのはなぜか?行動のコントロールには努力が必要です。私たちは子供の自己制御が学校で週を通して疲弊していくのではという仮説を立てました」

「子供の前進運動が学校のある週を通して増えていくことがわかりました。週が進むごとに制御できない行動が見られることが示唆されています」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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