立憲・酒井菜摘氏「危険を感じる場面もあり、本当に怖かった」 選挙妨害受けるも衆院東京15区に当選

当選を果たした酒井菜摘氏

衆院東京15区補欠選挙は28日、即日開票され立憲民主党の新人・酒井菜摘氏の初当選が確実となった。

NHKは同日午後8時過ぎに、酒井氏の当確を打った。その直後、酒井氏は同党都連会長の長妻昭衆院議員や手塚仁雄幹事長、蓮舫氏らに拍手で迎えられて東京・江東区木場の選挙事務所入り、万歳三唱で勝利を喜んだ。

酒井氏は「私たちは利権やお金で動く政治ではなくて国民の声を受け止めて動く、まっとうな政治を行うことを心がけました。その訴えに一定の理解が得られたものと受け止めております」とコメントした。

自民党は同補選で候補者を見送った。酒井氏を始め、日本維新の会・金沢ゆい氏、作家の乙武洋匡氏や元格闘家の須藤元気氏などが立候補し、過去最多9人が争う異例の選挙戦となった。

諸派新人陣営が遊説中に他候補者たちの横で大音量で演説を行うなどの騒動もあり「選挙妨害にあたるだろう」と批判の声が起きた。どう受け止めたのか。

「区民のみなさまに演説の日時を公表できなかったことに関しては『演説が聴きたい』という方に対応できなかったことには申し訳なかった。そして、演説を始めたとしても妨害を受けたこともありましたし、危険を感じる場面もありまして、本当に怖かったです」と酒井氏は振り返った。

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