【QE2世C】中内田師「悔しいです」…プログノーシスは惜しい2着

4月28日、香港・シャティン競馬場で行われた8Rクイーンエリザベス2世カップ(G1・3歳上・芝2000m・11頭立て・1着=約3億1000万円)で、J.マクドナルド騎乗、ロマンチックウォリアー(せん6・香・C.シャム)が快勝した。2着に日本馬のプログノーシス(牡6・栗東・中内田充正)、3着にも同じく日本馬のノースブリッジ(牡6・美浦・奥村武)が入った。勝ちタイムは2:01.02(稍重)。

日本馬から参戦したD.レーン騎乗、ヒシイグアス(牡8・美浦・堀宣行)は5着敗退となっている。

プログノーシスは出遅れ最後方からの競馬に…

QE2世C・ロマンチックウォリアーとJ.マクドナルド騎手 (C)The Hong Kong Jockey Club

2着 プログノーシス
川田将雅騎手
「何度も香港にチャレンジしている馬ですので、この環境にもしっかり慣れていますし、ただ今日はゲートがいつも以上に出ることができなくて、あの形からの競馬になりましたけれども、道中ペースはそれほど速くなかったので、彼のリズムを崩さないように競馬を組み立てました。着差は僅かでしたが、いつもあの馬が勝ち切っていく中、今日こそは勝たせたいと思いながらの競馬ではありましたので、精一杯の走りをしてくれたと思います」

中内田充正調教師
「正直悔しいです。馬は慣れてましたし、人馬ともいつも通りでした。天候の影響でイレギュラーもありましたがクリアはしてくれたと思います」

レースではノースブリッジが先手へ。ヒシイグアスは4番手、5番手にロマンチックウォリアーが追走。プログノーシスはまさかの出遅れで、向こう正面に入ってプログノーシスが中団まで押し上げる形に。勝負どころではノースブリッジ、プログノーシスは手応えを残して直線を迎えたが、外からロマンチックウォリアーがねじ伏せるように差し切りを決め、史上初の同レース3連覇を達成した。鞍上のJ.マクドナルド騎手は「道中の手応えとか、ポジション的にもあまり良い感じではなかったです。残り600mのところで今日はダメかなと思ったのですが、諦めずに伸びてくれました」とレースを振り返っている。

【全着順】
1着 ロマンチックウォリアー・香
2着 プログノーシス・日
3着 ノースブリッジ・日
4着 ハッピートゥギャザー・香
5着 ヒシイグアス・日
6着 ファイブジーパッチ・香
7着 ドバイオナー・英
8着 マッシヴソヴリン・香
9着 ニンブルニンバス・香
10着 ストレートアロン・香
11着 ソードポイント・香

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