［新津工9ー1村上］新津工の4番田海郁真の一振りが試合の流れを引き寄せた。初回、一死一、三塁の好機に適時三塁打を放ち、2点を先制した。
冬場は低反発の「飛ばない」バットに対応するため、バッティングフォームから見つめ直し、変化球を打つ練習にも取り組んだ。先制打は、「狙っていた」という初球の変化球。打球は左中間を割り、練習の成果を存分に発揮した。
次戦は強豪、日本文理。「高い壁だが、勝つ気持ちを持って試合に臨む」と力を込めた。
◆日本文理の左腕野本蒼太、好救援で反撃をお膳立て
［日本文理10ー5新発田農］日本文理の中盤以降の逆襲を投でお膳立てしたのは、三回途中に救援した左腕、野本蒼太だ。新発田農の攻勢をしのぎ、「打たせて取る自分のスタイルを出せた」と振り返った。
三回、3点を奪われ、なお一死満塁のピンチに2番手でマウンドへ。想定以上に早い回での登板だったが、落ち着いて制球し、犠飛の1点でこらえた。
その後も丁寧にコースに投げ分け、七回まで無失点。それでも、変化球が高めに浮く失投もあったと反省し、「まだまだ調整しないといけない」とかぶとの緒を締めた。
× ×
高校野球の「メニュー」一覧を見る
