北京国際モーターショーで注目集める中国のEV車、日本などから来場者が続々

2年に1度開催される世界最大級の自動車展示会「北京国際モーターショー」は、国内外の著名な自動車メーカーが新製品を披露する一流のイベントとして知られています。写真は北京国際モーターショー会場の様子。

2年に1度開催される世界最大級の自動車展示会「北京国際モーターショー」は、国内外の著名な自動車メーカーが新製品を披露する一流のイベントとして知られています。今回は世界初公開の新モデル117台、コンセプトカー41台、電気自動車(EV)278台が展示されて、自動車ファンたちの熱い視線を集めており、中国人だけでなく、日本人を含む多くの外国人来場者の姿も見られます。

中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の記者は、注目のメーカーや新モデルについて、会場でインタビューしました。

蘇州から日帰りで北京を訪れた30代の日本人男性、三浦さんは、特に小米(シャオミ)が最近市場に投入した電気自動車『SU7』に注目しています。三浦さんは「日本はEV分野で少し出遅れているので、中国のEVを参考にしたい」と語り、「また、中国市場で女性向けに設計された車が販売されていることを聞き、そうしたターゲットを絞った販売戦略は非常に進んでいると感じる」と付け加えました。

一方、30代の中国人男性王さんも、一番興味があるのは小米(シャオミ)の『SU7』だと話し、「最近、ガソリン車からEV車に乗り換えようと考えており、コストパフォーマンスに優れ、スタイリングもよく格好いいので、次に乗り換える際の選択肢はやはり国産のEV車だ」と語りました。

30代の中国人男性趙さんが今回初めて公開された新モデルの中で一番注目しているのは奇瑞の風雲シリーズのハイブリッド車(HV) とBYDの秦(Qin)L DM-iで、「どちらもコストパフォーマンスが良く、12~13万元(約262万円~284万円)の値段で1900キロも走れる。しかも国産ブランドで信頼性も高い。この値段のものは、ほかの海外メーカーでは見つからない」と話しました。

なお、今回の北京国際モーターショーの会期は4月25日から5月4日までとなっており、24日と25日は報道関係者向けのプレスデー、27日と28日は特別招待日で、一般公開は4月29日からということです。(提供/CRI・取材/趙雲莎)

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