【タイ】5月1日の最賃引き上げ発表なし、政府説明[経済]

タイ政府は25日、メーデーの5月1日に最低賃金を全国一律で1日当たり400バーツ(約1,680円)へ引き上げる計画を発表するとのピパット労働相の発言を否定した。労働省、経済団体、労働組合で構成する国家賃金委員会の次回会合は5月14日で、詳細は同会合で話し合われると説明した。

政府のカーロム副報道官は、最低賃金は国家賃金委員会が話し合って決めるもので、政治家である労働相は相談役となることはできるが、介入はできないと述べた。国家賃金委員会が14日、どの県や職業を対象に最低賃金を400バーツとするか話し合うとの見通しを示した。

政府は直近では4月13日、10都県の一部地域の「四つ星以上で従業員が50人以上のホテル」を対象に、最低賃金を1日当たり400バーツに引き上げた。

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