ガザで食料支援団体が活動再開 メンバー死亡で一時中断

イスラエル軍の攻撃で破壊された「ワールド・セントラル・キッチン」の車両を調査するパレスチナ人=2日、パレスチナ自治区ガザ中部デールバラハ(AP=共同)

 【エルサレム共同】米国の食料支援団体ワールド・セントラル・キッチンは28日、パレスチナ自治区ガザでの活動を再開するとの声明を発表した。団体はメンバー7人が1日にガザを車で移動中、イスラエル軍の攻撃により死亡したことを受け、活動を中断していた。

 団体は「ガザの人道状況は依然として悲惨だ」と強調。「できる限り多くの人々に食料を供給する」と表明した。

 7人には英国人や米国とカナダの二重国籍者などが含まれていた。バイデン米大統領がイスラエルを公然と批判するなど、各国から非難が相次いだ。イスラエル軍は軍高官2人を解任する処分を発表した。

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