「浜」と検索してヒットしたもので作った日本地図がX上で話題になっています。
投稿したのは、Xユーザーの @chiri_b_geoさん。
当ポストは2024年4月25日時点で2200件を超えるいいねを集めており、「すご!輪郭ができてる〜」「内陸の『浜』は湖が有るのかな」「琵琶湖周りおもろいな」と多くの反響が寄せられています。
国土地理院発行の紙地図の入手方法や価格についても紹介します。
※投稿写真は【写真2枚】をご参照ください
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
地理院地図で「浜」を検索すると…
「今日は地図の日なので、地理院地図で『浜』を検索した結果で描いた日本地図を貼っておきます。皆さん地図を楽しみましょう!」というコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。
そこに収められていたのは、日本列島が綺麗に浮かび上がった地図。
地理院地図とは国土地理院が提供するオンラインの地図サイトですが、そこで「浜」と検索するだけで日本列島がくっきり浮かび上がるとはおもしろいですね。
さまざまなリアクションや分析が寄せられる
「浜」を検索して作った日本地図が投稿されると、ポストは多くのコメントで盛り上がりました。
とくに内陸にも「浜」があることに驚く声が多く寄せられましたが、これはおそらく川沿いや湖沿いにも「浜」がつく地名が多いから。とくに日本一大きな湖・琵琶湖周辺には「浜」が集中しています。
また、海沿いにも関わらず「浜」がないエリアについては「断崖で浜を形成しないからかな」といった分析も寄せられて盛り上がりました。
地理院地図のサイトを利用すれば誰でも楽しめる
大きな話題を呼んだ、「浜」を検索して作った日本地図。
投稿主の @chiri_b_geoさんに地図を作った経緯と制作にかかった時間を聞いてみると、「検索欄にキーワードを入れるだけなので、地図自体は数分でできますし、誰でも試すことができます。浜で検索した地図は、以前、伊能忠敬の誕生日に地名の検索結果だけで日本地図が描けないか試したのがきっかけです」と話してくれました。
検索するだけでこんな地図ができるのなら、いろんな検索ワードを入力して遊んでみるのも楽しそうですね。
完成した地図を見た時の心境についても聞いてみると、「予想以上に綺麗な日本地図が仕上がって驚きました。また、公開した地図にたくさんの反響があり、地図を見た方が様々なコメントを書いてくださってとても嬉しかったです」とも話してくれました。
また、地理院地図についても、「誰でも簡単に利用できるオンラインの地図サイトなので、教育関係者の方はもちろん、地域の生活や地名、ご友人との話題作りなど幅広く利用してくださると嬉しいです」と話してくれた @chiri_b_geoさんでした。
今日は地図の日なので、地理院地図で「浜」を検索した結果で描いた日本地図を貼っておきます。皆さん地図を楽しみましょう! pic.twitter.com/VFufRMUdzq
— 地理Bの旅 (@chiri_b_geo) April 19, 2024
「紙地図」の入手方法と価格
ここからは、地図が話題になったことに関連して、紙地図の購入方法や価格について紹介します。
国土地理院発行の地図は、「一般財団法人 日本地図センターのネットショッピング(地図)、通信販売(地図等)」「各地の地図販売店」にて購入可能。
紙地図の種類や価格はさまざまで、1万分1地形図を例に挙げると「四六半裁判(折図)、色数5色、面数307面」、定価は472円(税込)です。
一般財団法人日本地図センターのネットショッピングでは、天皇陛下の御即位を記念して刊行された『1万分1地形図「東京中心部」【御即位記念地図】(税込1380円)』といった地図も販売されています。
地理・地理学の魅力を伝える発信を行う
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「浜」を検索して作った日本地図を紹介しました。
地理関連の仕事をしているという@chiri_b_geoさんは、多くの人に地理・地理学の魅力を伝えるためにさまざまな発信を行っています。
地図にまつわる興味深い投稿が多いので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
参考資料
- @chiri_b_geo
- 国土地理院紙 地図と空中写真の購入方法
- 国土地理院の地形図 地図センターネットショッピング