宮田愛萌、2作目小説 生みの苦しみ 登場人物の感情分からず「ケンカ」

宮田愛萌

宮田愛萌がこのほど、都内で、2作目の小説となる『あやふやで、不確かな』の刊行を記念した取材会に臨んだ。

アイドル卒業後初めての単著で、自身2作目の小説作品。「完成したんだなと思うと重く感じるような気がしました」

「コミュニケーションが難しい」という着想から、4組それぞれが抱える恋心を描いた。「言葉にしなければ伝わらないこともあるし、言葉でも伝われないことはいっぱいある。それが本当に難しいなと思いました。同じ人でも別の人からみたら違う面が見えてくることも面白いと思い、それが描ければと思いました」

執筆活動で苦労した点は、登場人物の成輝の感情。「友人が恋人と別れたことをきっかけに、自分が恋人のことを愛しているかわからなくなった」というキャラクターだが「(頭の中で)成輝に何を考えているの?と問い詰めめちゃくちゃケンカしながら書きました。書いている時は一生終わらないと思う程でしたが、振り返ってみると楽しかったです」と振り返った。

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