今季も長期離脱決定のレンドン「何もうまくいかない」 387億円男が心の叫び「野球が奪われ続けている」

エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:Getty Images】

左脚を痛め長期離脱…報道陣にぶちまけた言葉

米大リーグ、エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が4年連続の長期離脱が決定的となった。20日(日本時間21日)に行われたレッズ戦で内野安打の間に左太ももを痛め、筋肉の部分断裂と診断されたもの。26日(日本時間27日)の試合前には報道陣へ「イライラしていたし、頭に来ている」「野球が私から奪われ続けている」と思いをぶちまけている。

レンドンは2019年のオフ、ナショナルズからエンゼルスへ7年総額2億4500万ドル(約387億円)の巨大契約で移籍。ただこれで4年連続の長期離脱となる。この間最も多く試合に出たのは2021年の58試合で、昨季は47試合出場にとどまっていた。主に1番打者として起用された今季は開幕から打率1割にも満たない超低空飛行を続けたが、最近は調子を上げ打率を.267まで引き上げたところでの悪夢だった。

MLB公式サイトは「レンドンのハムストリング断裂がエンゼルスの課題を示す」という記事で、レンドンの負傷に関する発言を伝えている。「左ハムストリングの重度な部分断裂と診断された」「復帰の予定は立っておらず、長期欠場になるとみられている」と話したという。更に思いをぶちまけたようだ。

「10日間では間違いなく復帰できない。もう4年続いている。だから、ここ数日は怒っていたし、イライラしていたし、頭に来ているし、そういう想像できうるあらゆる感情があったよ。だって野球が私から奪われ続けているんだから。そうだろ? 勝ちたいし、勝つためにそこにいたい。そこに居続けられるように自分の力でできることは全てやっている。しかし、何もうまくいっていないようだ」

大谷翔平投手がドジャースにFA移籍した今季のエンゼルスは、開幕から勝率5割前後で踏ん張っていたものの、レンドンの離脱前後から負けが込むようになり借金生活を送っている。

THE ANSWER編集部

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