絶好機で凡退…大谷翔平を監督かばう「彼はミスをした」 ボール球打つも「彼なら持っていける」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:川村虎大】

一発出れば逆転となる場面…ボール球を打って凡退

■ブルージェイズ 3ー1 ドジャース(日本時間29日・トロント)

ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場。得点圏で凡退するなど、4打数無安打だった。チームは1-3で敗れ、連勝が6で止まった。デーブ・ロバーツ監督は、8回の凡退について「少し高めのボールだったと思う。彼だったら持っていける球だったと思った」と話した。

連日の大ブーイングの中、ブルージェイズの先発・ガウスマンと対戦。初回の第1打席では中堅後方へ強烈な打球を放つも、中堅・バーショの好守に阻まれた。飛距離は402フィート(約122.5メートル)で、MLBの公式データサイト「Baseball Savant」によると、本拠地ドジャースタジアムなら本塁打となっていた打球だった。

4回先頭の第2打席では詰まって二直、6回の第3打席では見逃し三振。2点ビハインドの8回には無死二、三塁と一発逆転の場面で第4打席が回ってきたが、初球はボール気味のフォーシームを打ってファウルとすると、2球目の高めのボール球を打って二飛に倒れた。

大谷がボールゾーンに手を出してしまうことは、指揮官がたびたび指摘していたポイントだ。今回は「彼だったら持っていける球だったと思った」とかばいながらも、「(結果的に)彼はミスをしてしまったということだ。それも、野球(の一部)だ」と話すにとどめた。これで3試合ぶりの無安打となり、打率.336、OPS1.038となった。得点圏打率は34打数6安打で.176となった。(Full-Count編集部)

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