【RIZIN】鈴木千裕がやっぱり有利? 榊原CEOが注目カードを分析「自分を信じていけるあの勢いが…」

見どころを語った榊原CEO

格闘技イベント「RIZIN.46」(29日、東京・有明アリーナ)に向け、榊原信行CEO(60)が注目2カードの見どころを語った。

まずはメインで行われるRIZINフェザー級王座戦、王者・鈴木千裕 vs 挑戦者・金原正徳の一戦だ。勢いに乗る若き王者 vs 百戦錬磨の挑戦者という構図だが、榊原CEOはかねて鈴木有利を予想してきた。

それだけに28日の公開計量の会場で金原から「榊原さんのユーチューブの予想を聞いてスイッチ入りました。僕が負けるって予想していたじゃないですか」と言われたことを明かしつつ「金原選手には『ゴメン、ゴメン』とは言ったけど、本当にそう思うんですよね」と語る。

その理由を「今、鈴木千裕が持つ運も含めて、彼の迷わず自分を信じていけるあの勢いが全てを凌駕していくんじゃないかなという気がするんですよね」と説明。そして「その勢いに金原選手が老かいにどう向き合うかっていうところでしょうけど、あまりの勢いとフィジカルが…。同じ階級ではあるものの、パワーに圧倒されたような試合になるんじゃないかなって」と予想した。

続いてセミの太田忍 vs 牛久絢太郎の一戦だ。元RIZINフェザー級王者・牛久のバンタム級転向初戦だが、「5キロ落とした61キロで牛久がどれくらい動けるのか。太田忍も勢いに乗っている選手だと思うので、お互い勝つ、負けるで次のタイトル戦線で見るとすごく重たい試合になる。今後を大きく左右する試合です」と牛久が新階級でどこまで力を見せるかに注目する。

対する太田はリオデジャネイロ五輪レスリング男子銀メダルのトップアスリート。榊原CEOは「総合に打って出て、今、十分熟成されたタイミングと言っていい。ここでの牛久戦はとても重要です。本人も楽しみだろうし、僕らとしても『どこまでやれるのか』という期待感がある」とする。

これを踏まえ「とはいえ、牛久は1つ階級を落としてきてフィジカル負けしないはずだから、もしかしたら圧倒的な強さを見せるかもしれない。そうなるとバンタムトップ戦線に割って入る形になるので、そこも楽しみに見てもらえたら」。生き残るのは果たしてどちらか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社