落選・乙武洋匡氏との関係継続望むファーストの会 気になる小池都知事の〝影響力低下〟

選挙戦では乙武洋匡氏(右)の応援に熱を入れていた小池都知事

28日投開票された衆院東京15区補選に無所属で立候補し、落選した作家の乙武洋匡氏(48)の今後はいかに。

午後8時過ぎ、立憲民主党の酒井菜摘氏(37)の当選確実の速報が流れると、乙武氏は厳しい表情を浮かべながら報道陣の前に姿を現した。乙武氏は「ただただ私自身の力不足。この結果に対して申し訳なく思っております」と謝罪。今後については「応援してくださった皆様と相談しながら考えていけたらなと思います」と態度を保留した。

一方、乙武氏を推薦したファーストの会幹事長の尾島紘平氏(35)は「今回担いでみて、やっぱりいい候補者だなと思いました。結果は伴わなかったけれど、これからもお付き合いいただきたい。豊富な知見、経験で都民ファーストの会、ファーストの会としても指導してもらいたい」と熱望した。

同補選は9人の候補者が乱立し、立憲民主党の酒井菜摘氏(37)が4万9647票を集め初当選。次点は2万9669票を集めた無所属で前参議院の須藤元気氏。乙武氏は1万9655票で5番手だった。

永田町関係者は「小池都知事は毎日のように乙武さんの選挙カーに乗り込み、ウグイス嬢を務めました。しかし、この結果ですから影響力の低下を証明する形になってしまった」と指摘。小池氏の影響力低下が乙武氏の今後にどのような影響を及ぼすのか。

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