川崎FW家長の背後チャージは“正当” 日本代表OBが見解「佐々木はボールの真下に入りすぎた」

家長昭博のボール奪取に注目【写真:徳原隆元】

後半29分に家長のボール奪取から山田がゴール

川崎フロンターレは、4月28日に行われたJ1リーグ第10節サンフレッチェ広島戦で2-2と引き分けた。後半29分にFW家長昭博のボール奪取からの一時勝ち越し弾の判定に注目が集まっている。

広島は前半38分、元日本代表DF佐々木翔が高い位置を取ってゴール前へ絶妙なクロスを入れる。これにFW大橋祐紀が頭で合わせて先制に成功した。

1点ビハインドで折り返した川崎は後半20分、こぼれ球に反応したFW小林悠が右足でゴール左上に決めた。小林はFW三浦知良を抜く歴代7位のJ1通算140ゴール目で同点に追い付いた。

さらに、後半29分には小林と代わって入ったFW山田新が投入直後に家長のクロスに反応してゴール。しかし、広島はその1分後にはペナルティーエリア手前からのMF満田誠が送ったパスをMF加藤陸次樹が右足で決めて再びスコアをタイに戻した。

川崎の一時勝ち越し弾では、広島GK大迫敬介のクリアミスを家長が佐々木との競り合いで奪い、山田のシュートにつなげた。佐々木は背後からの接触で倒されるような形になり、SNS上ではファウルを指摘する声もあったが、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「ミス絡みなのでファウルをもらうのは厳しい印象もあります」と見解を述べた。

「家長は体幹が強いのは知られていますが、佐々木もかなり強いですよね。(大迫の)キックミスで真上に上がって、ボールの真下に入りすぎてしまいましたね」

栗原氏は家長の正当なチャージだという見方をしていた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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