「このレベルで受け入れられない」宿敵アーセナルに前半で3失点...トッテナム指揮官は怒り「あまりにも簡単にゴールを許した」「失望している」

4月28日に開催されたプレミアリーグの第35節で、5位のトッテナムは暫定首位の宿敵アーセナルとホームで対戦。白熱のノースロンドン・ダービーに2-3で敗れた。

開始15分に、冨安健洋と競り合ったエール=エミル・ホイビュアのオウンゴールで先制点を献上したトッテナムは、27分と38分にも被弾。なんと前半で3点リードを奪われる。

【動画】冨安が競り合いからオウンゴールを誘発
64分に相手GKダビド・ラジャのミスからクリスティアン・ロメロのゴ―ルで反撃の狼煙を上げ、87分にソン・フンミンのPKで1点を返したものの、時すでに遅しだった。

英公共放送『BBC』によれば、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は試合後のインタビューで、「前半、彼らにあまりにも簡単にゴールへのアクセスを許してしまった。このレベルでは受け入れられない。その代償を支払った」と、不甲斐ないチームに怒りを露わにした。

「我々は後半も良さを出せず、サポーターに少しの希望も与えられなかった。とても失望している」

オーストラリア人指揮官は「我々はまだ、特にトランジションの瞬間やセットプレーで最大源の反発力を出せていない。彼らにあまりにも簡単にゴールへのアクセスを許してしまう。彼らは良いチームであり、鉄壁の防御力を見せなければ罰せられるだろう」と続けている。

「懸念される部分はたくさんある。我々の現状と異なる点を一つ修正しようとすれば、多くのことを修正しなければならない。今日は良くなかった。我々は罰を受ける必要がある。次は違うやり方をしなければいけないと気づくために、時には痛みを感じなければならないことがある」

チャンピオンズリーグの出場権獲得を目ざすトッテナムは、このショッキングな敗戦から立ち直れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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