伊藤沙莉「虎に翼」《これぞ理想の男》と人気キャラ爆誕!戸塚純貴演じる「俺たちの轟」の気になる先行き

人気は“寅子”超え?(C)日刊ゲンダイ

放送開始からもう1カ月。とにかく評判がいいのが、NHKの朝ドラ「虎に翼」だ。主人公・猪爪寅子(ともこ)を演じるのは伊藤沙莉(29)。4月の第3週目では、その寅子と法科の生徒・花岡(岩田剛典)との淡い恋物語の始まりが描かれたのだが……なぜか視聴者が《キュン》としたのは、この2人にではなく、別の登場人物。同じく法科の生徒の「轟太一」で、演じるのは戸塚純貴(31)である。

「初回から《この朝ドラ面白い!》と、SNS投稿が盛んな『虎に翼』。法科の学生たちがハイキングに出かけるシーンあたりから、轟に関する投稿が急増し、《#俺たちの轟》なんてハッシュタグも誕生した。『おかえりモネ』の《#俺たちの菅波》が出回って菅波ブームが起きたことは記憶に新しいですが、轟はそれを超える人気キャラとなるかも」(テレビ誌ライター)

轟を演じる戸塚は、2010年に開催されたジュノン・スーパーボーイ・コンテストで「理想の恋人賞」を受賞して芸能界入り。2011年に「花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011」(フジテレビ系)で俳優デビューし、以降とにかく様々な映画、ドラマに出ずっぱり。2024年冬ドラマでは「となりのナースエイド」(日本テレビ系)、「ハコビヤ」(テレビ東京系)、「マルス―ゼロの革命―」(テレビ朝日系)と3作品に出演し、《戸塚純貴が出すぎてる!》などと視聴者の話題となった。

「戸塚さんの轟は大きくて輝きの強い目に、濃いめの口ひげが、どこかギャグ漫画のキャラクターを彷彿とさせる。最初こそ男尊女卑な暴言男かと思いきや、とんでもなかった。ハイキング回で、ヤッホーを連呼し、山びこを楽しむ顔はおかしくもあり可愛らしくもありで。徹底してイベントを楽しもうとする姿勢、荷物持ちを買って出る、間違っていることはきちんと指摘する男気。《轟と結婚したい》の書き込みが多いのも納得です」と話すのは、芸能ライターのエリザベス松本氏だ。

《理想の男》として、熱い視線を浴びている轟。だが、愛されキャラとなったあまり、先を見据えた気の早い書き込みも相次いでいる。

「時代的に、戦争を描くことは避けられない。男気ある轟なら最前線に自ら志願しそう……と想像した視聴者がいまから《轟を死なせないでと嘆願書を出そう!》《轟が死ぬかもと想像しただけでもう落ち込む》など数多く書き込んでいる。とはいえ、もう脚本は先まで進んでいますから、大人気キャラになったからといっていまから書き換える、なんてことは無理でしょうねえ」(スポーツ紙芸能担当記者)

前出のエリザベス松本氏は「戸塚さんは放送中の伊原六花さん主演の連ドラ『肝臓を奪われた妻』にも主要キャストで出演中。純粋でさわやかな青年・小栗を演じています。轟役も小栗役でもいえることですが、戸塚さんは本当に表情が豊か。見ていると、こちらまでつい笑顔になってしまう面白い表情を次々に繰り出すんですよね。戦争で轟にもしものことがあった場合は、小栗役の戸塚さんを見てロスを埋めるしかないのかも……」と話す。

脚本次第では、視聴者の悲鳴が響き渡りそうだが……ますます「虎に翼」から目が離せない。

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