様々なキャラクターのカードで遊ぶトレーディングカード、通称・トレカが、いま大きなブームとなっています。
その波は地方にも及んでいて、最近は「親子」でトレカを楽しむ人が増えているといいます。一体、なぜそれほどまで人気なのか。現場を取材しました。
米子市にあるTSUTAYA東福原店。ここに3月、トレカコーナーがオープンしました。
週末訪れてみると、子どもから大人まで多くの人でにぎわっています。
そして、トレカブームをけん引するのは、ポケモンカードとワンピースカード。
この日は大会も開催されていました。
プレーヤーに始めたきっかけやトレカの魅力を聞いてみると…
ワンピースカード プレーヤー(中学生)
「ワンピースが好きだからです。バトルして勝つと楽しい」
ワンピースカード プレーヤー
「色んな世代の人と大会で試合して、友達も増えたり、みんなでワイワイ遊んで楽しいところが魅力だと思います」
こちらの男の子がワンピースカードを始めたきっかけは、「学童」だそうです。
ワンピースカード プレーヤー(小学生)
「学童で買って、それで始めました。色々な人とできるし、勝った感が嬉しい」
保護者は
「学童で始めたので、周りでは流行っています。とっても楽しそうです。すごくはまっています」
性別・年代問わず、様々な人が集うトレカコーナー。
さらに…
TSUTAYA東福原店 近藤光 店長
「いま、特にトレーディングカードが様々な種類で人気となっています。そんな中で、親子でされてる方っていうのも最近増えてきていると感じています。
親子のコミュニティの新しい場所として提案したいという思いがあったのと、開放的な広いこの空間で、安心して遊んでいただきたいという思いから、オープンに至りました」
「親子」でトレカを楽しむ人が増えているといいます。
この日も親子で大会に参加したり、カードの購入に来たお客さんに出会いました。
ポケモンカードを楽しむ親子
「僕が子どものころからポケモンカードがあって、懐かしいなと思って見ていたら子どももやりたいと言って、親子でやっている感じです」
ポケモン誕生から28年。ワンピース誕生から27年ということもあり、そのときの少年少女が親になり、子どもと一緒に来店しているようです。
さらに、人気の秘密は、カードの「デザイン性の高さ」にもあります。
実は、ポケモンカードやワンピースカードのイラストは、様々なイラストレーターが描いていて、同じキャラクターでもデザインやテイストなどが全く異なるんです。
そのため、バトル目的ではなく、コレクション目的でカードを集めている人も多いといいます。
一方、その人気ぶりから、「転売」や「強盗」といったマイナスなニュースもよく目にします。プレーヤーたちはどう受け止めているのでしょうか。
ポケモンカードを楽しむ親子
「なかなか買えないんですけど、コンビニとかでたまに見つけたときは買って帰って、子どもが開封して楽しんでいます」
保護者は
「子どもとコンビニに行ったりして、何軒かはしごしています」
ワンピースカード プレーヤー
「プレーヤー目線では影響しない範囲もあります。高額転売されるカードは、試合とかでは使ったりしないので、試合とか大会には影響ないです」
子どもやライトユーザーにも楽しんでもらいたい。
店では多くの人にカードの行き渡るよう、売り方の工夫にも取り組んでいます。
TSUTAYA東福原店 近藤光 店長
「状況にもよるんですけれども、人気が高いカードの販売時ですと、予約の時点で抽選を行ったり、枚数の制限をかけさせていただいたりということで、一人でも多くの方に手に取っていただけるように工夫しております」
多くの人を虜にするトレーディングカード。ブームはまだまだ広がりそうです。