オダギリジョー、三谷幸喜ら、草笛光子主演映画『九十歳。何がめでたい』ゲスト参戦! 木村カエラによる主題歌入り予告解禁

映画『九十歳。何がめでたい』本ビジュアル(C)2024『九十歳。何がめでたい』製作委員会 (C)佐藤愛子/小学館

草笛光子が主演する映画『九十歳。何がめでたい』より、木村カエラによる主題歌を使用した予告解と本ビジュアルが解禁。オダギリジョー清水ミチコ三谷幸喜らがゲスト出演することが発表された。

原作は、昨年11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子の同名ベストセラーエッセー集。2016年5月まで1年にわたり「女性セブン」(小学館)に連載され、90歳を迎えヘトヘトになった作家自身の日々の暮らしと世の中への怒り、戸惑いをつづった。これを、同じく老後の諸問題をユーモアを交えながら描いた映画『老後の資金がありません!』(2021)の前田哲監督が、昨年10月22日に90歳を迎えた草笛光子を主演に迎え、実写映画化した。

解禁された本予告映像は、断筆宣言をした90歳の作家・佐藤愛子(草笛)が、母を気に掛ける娘・響子(真矢ミキ)の「たまには出かけたら」という提案に、「足も痛いし腰も痛いし心臓も…」と嘆く、親子2人のやり取りから始まる。そんな日々を鬱々と過ごす愛子のもとに、時代遅れの編集者・吉川真也(唐沢寿明)が「先生のお言葉こそ必ず読者に響く!」と連載の依頼を持ち込むのだが、愛子は頑なに拒否。「私の書いた何を読んでそう思ったの?」と意地悪な質問で応戦する。

「書けない、書かない、書きたくない!」と断固拒否する愛子と、なんとしても企画を成功させたい編集者・吉川。お互い一歩も譲らない”頑固者”同士の攻防が繰り広げられる一方で、自身の妻や娘との関係性に思い悩む様子の吉川も映し出される。果たして、この2人の出会いがそれぞれの人生に、そして2人を取り巻く周囲の人々にどのような影響をもたらすのか?

また、今年で歌手デビュー20周年をむかえる木村カエラが歌う新曲「チーズ」が、本作の主題歌に決定。予告映像内で解禁された。楽曲は本作のために書き下ろされた、映画を象徴するような明るく前向きなナンバーとなっている。

木村は「主題歌のお話を頂き、歌詞を書くために、台本や、本、映画を拝見した時に、とにかく先生にPUNK精神を感じてしまうのです。佐藤愛子先生がかっこよすぎる。その真っ直ぐで突進していく気持ちよさから、軽快でかっこいい曲を作りたいと、すぐにそう思いました。この映画は、世代を超えて愛される映画に間違いありません。情報過多の時代、とてもシンプルに物事を考えられるヒントが沢山隠されています。泣いたり笑ったり、人生そのものが詰まっています」とコメントを寄せた。

あわせて、豪華ゲスト出演者が発表となった。兼ねてより主演の草笛と親交のあるオダギリジョー清水ミチコLiLiCo石田ひかり三谷幸喜ら個性豊かなゲストキャラクターとして登場し、笑いと共感の痛快エンターテインメントを盛り上げる。キャスト陣が勢揃いした本ビジュアルも解禁となり、ますます期待が高まる本作の続報を待ちたい。

映画『九十歳。何がめでたい』は、6月21日より全国公開。

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