札幌市交通資料館、7年ぶりにリニューアルオープン!明治村からの帰還車も 5月1日

愛知県犬山市の博物館明治村にて展示保管されていた当時の「木製22号車」

札幌市交通局は、2024年5月1日(水)に「札幌市交通資料館」をリニューアルオープンします。同館は、2017年から地下鉄高架部の補修工事に伴い一時休館していましたが、今回約7年ぶりに展示内容の変更と展示スペースを拡大して開館します。アクセスは、地下鉄南北線 自衛隊前駅から徒歩5分です。

札幌市交通資料館

©札幌市交通局

今回大幅に拡大された屋内展示場では、2017年以前からあっ地下鉄車両5両、市電車両10両、バス車両4台を展示。新たに路面電車や地下鉄車両のパネルを用いたフォトスポットが設けられる「ウェルカムコーナー」、昔の切符や様々な部品・機器など保存価値の高い交通資料をテーブル型の引き出しに収蔵・展示する「ヒストリーコーナー」、車両コントローラーを用いて、ジオラマ内部の隧道を走行する地下鉄の運転が体験できる「体験コーナー」、日々の安全な運行を支える人達にフォーカスを当てた「札幌市営交通の誇りコーナー」の4コーナーが設けられます。

各展示スペース

©札幌市交通局

このうち、「ヒストリーコーナー」には、名古屋電車製作所で製造された木造4輪単車である「木製22号車」を展示、プロジェクションマッピングを投影し、大正の姿や札幌市の街と交通の関係を過去の写真を用いた展示が実施されます。「木製22号車」は、一時休館中、愛知県犬山市の博物館明治村にて展示保管されていました。

札幌市交通資料館の開館時間は9時30分から16時30分まで、休館日は毎週水曜日、入館料は無料です。

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