【天皇賞・春】「ロイ君ありがとう」優しく声をかける菱田騎手ジョッキーカメラ映像公開

4月28日、京都競馬場で行われた天皇賞・春(G1・芝3200m)は、菱田裕二騎乗、テーオーロイヤル(牡6・栗東・岡田稲男)が、人馬ともにG1初制覇を飾った。レース後、JRAの公式YouTubeチャンネルで菱田騎手のジョッキーカメラ映像が公開された。

スタートからゴールまでスムーズな立ち回り。直線抜け出したところでラチ沿いへ導くと、人馬一体でゴール板を目掛けてラストスパート。スマートな抜け出しで静かにゴール板を駆け抜けた。

「ゆっくり帰ろうか」

穏やかな時間が流れる。「ロイ君ありがとう」何度も優しく声をかけ、テーオーロイヤルを労った。「すごいね。本当ありがとう。ロイ君ありがとう。ゆっくり帰ろうか。G1よ。すごいよ。本当にありがとう」

検量前では師匠の岡田稲男調教師が待っている。感無量の表情。菱田裕二騎手はデビューから13年目でのG1初制覇。岡田師にとってもJRA・G1は初勝利。まさに「チーム一丸」。師匠、厩舎関係者と握手を交わして何度も「ありがとう」を伝えた。

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