第2回女子野球GIANTS(ジャイアンツ)杯福島大会の最終日は28日、福島市のあづま球場と信夫ケ丘球場で準決勝と決勝が行われ、硬式の部(高校・大学・社会人)はクラーク記念国際高(仙台市)、軟式の部(中学生)は茨城SuperGirls(スーパーガールズ)がともに連覇を飾った。
準優勝は硬式の部が読売ジャイアンツ、軟式の部が宮城レッドウイングスだった。県勢の福島アブレイズは軟式の部準決勝で宮城レッドウイングスに敗れた。
最優秀選手賞には硬式の部から内田梨絵瑠(りえる)(クラーク記念国際高)、軟式の部から佐藤青葉(茨城SuperGirls)がそれぞれ選ばれた。内田は「実力のあるジャイアンツに勝って連覇を決められたのはうれしい」、佐藤は「連覇を意識して練習してきた。決勝は先制されたが、後半はいい流れで試合ができた」と語った。
大会は読売巨人軍、福島ベースボールプロジェクト、福島民友新聞社、福島中央テレビなどでつくる実行委員会の主催。東京五輪の野球・ソフトボール会場となったあづま球場をレガシー(遺産)として継承し、女子野球の普及や競技人口の拡大につなげようと、昨年に続き開催した。
◇硬式の部 ▽準決勝(あづま球場)
クラーク国際高
006123―21
00020―2
新潟医療福祉大
(五回時間切れ)
東海大付静岡翔洋高
200001―3
41001×―6
読売ジャイアンツ
(六回時間切れ)
▽決勝
読売ジャイアンツ
0000010―1
101000×―2
クラーク国際高
◇軟式の部 ▽準決勝(信夫ケ丘球場)
茨城SuperGirls
1202063―14
0001010―2
プリンセッサ群馬
宮城レッドウイングス
003102―6
000100―1
福島アブレイズ
▽決勝
茨城SuperGirls
0004136―14
3200000―5
宮城レッドウイングス