元中日左腕、上沢に押し出され“事実上の戦力外” 昨季は怪我続き「大部分を棒に振った」

レッドソックスからDFAとなったジョエリー・ロドリゲス【写真:ロイター】

元中日のジョエリー・ロドリゲスがDFAに

レッドソックスは28日、上沢直之投手のメジャー昇格を発表した。その裏で、枠を空けるためにDFA(事実上の戦力外)となったのが元中日のジョエリー・ロドリゲス投手だった。今季は11試合に登板して防御率は6.55だった。

2018、2019年に中日でプレーし、2019年に最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。2020年からメジャーに復帰し、短縮シーズンとなった同年はレンジャーズで12試合に登板して防御率2.13。翌年はシーズン途中にヤンキースに移籍。2022年にはメッツで55試合に登板するなど、左の中継ぎとして重宝された。

昨年はレッドソックスと1年150万ドル(約2億3700万円)の契約を結んだ。2024年の契約は球団オプションで、契約継続なら425万ドル(約6億7100万円)で拒否された場合は50万ドル(約7900万円)を受け取ってFAとなる契約体系だった。

しかし昨季は怪我も続き、球速も徐々に低下。11試合に登板して防御率6.55と結果を残せず、球団オプションが行使されることなくFAに。その後、マイナー契約で再契約していた。

米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は、「昨年は負傷により11イニングの出場にとどまり、2023年シーズンの大部分を棒に振った」「ロドリゲスがいなくても、レッドソックスのブルペンには左投手の選択肢が豊富にある」と指摘している。(Full-Count編集部)

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