ボクシング・阿部選手「挑戦続けたい」 世界戦、地元応援励み

「世界に挑み続けて会津を盛り上げたい」と感謝の言葉を述べた阿部選手

 米ニューヨーク州で3月に行われた国際ボクシング連盟(IBF)フェザー級タイトルマッチで敗れた猪苗代町出身の阿部麗也選手(31)=会津工高卒=は28日、会津若松市で開かれた慰労会に出席し「地元の応援は大きな励みになった。結果で応えられなかったのは悔しいが、挑戦を続けて会津を盛り上げたい」とさらなる飛躍を誓った。

 神奈川県の自動車部品メーカーに勤務する傍ら、仕事の合間に練習を重ねている。現在、IBFの世界ランキングは7位。阿部選手は「年内に再起戦を行い、世界の大きな大会につなげたい」と語った。

 慰労会には関係者ら約30人が出席。同校ボクシング部顧問として指導した篠原宏和後援会長(51)は「彼は感謝を忘れない姿勢があるから応援される。企業で勤めながらここまで上り詰めたことは、ほかのボクサーに新しい光を与えた」とたたえた。

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