河北省の唐山港・曹妃甸港区の石炭埠頭で貨物を積み込む船舶。（2023年12月26日、唐山＝新華社記者/楊世尭）
【新華社石家荘4月29日】中国河北省石家荘税関が26日に発表した同省の第1四半期（1～3月）の貿易額は、前年同期比15.0％増の1517億4千万元（1元＝約22円）で1～3月の過去最多を更新し、伸び率が2023年以降の四半期で最高となり、初めて15％台に乗った。うち輸出は15.5％増の878億4千万元、輸入は14.3％増の639億元だった。
貿易相手別では、オーストラリアが23.4％増の240億5千万元、東南アジア諸国連合（ASEAN）が23.7％増の196億2千万元、欧州連合（EU）が37.7％増の187億5千万元、ブラジルが50.6％増の94億5千万元となった。「一帯一路」共同建設国は13.4％増の734億7千万元で、全体の48.4％を占めた。
企業形態別では、民間企業が17.8％増の978億2千万元で全体の64.5％を占めた。国有企業は14.2％増の298億6千万元、外資企業は5.7％増の240億4千万元だった。通関手続き簡素化などの優遇措置を受けられる認定事業者（AEO）は11.7％増の436億5千万元で全体の28.8％を占めた。
輸出品目別では、機械電気製品の輸出額が29.9％増の439億元で、輸出全体の50.0％を占めた。うち自動車は2.1倍の148億8千万元、自動車部品は6.0％増の53億5千万元だった。労働集約型製品は10.4％増の138億8千万元。新エネルギー車（NEV）、リチウムイオン電池、太陽光発電製品の「新三様（新たな定番3品目）」は3.3倍の115億3千万元となった。
輸入品目別では、商品（コモディティー）の輸入額が458億元で輸入全体の71.7％を占めた。うち鉄鉱砂・精鉱は27.0％増の284億元、アルミ鉱砂・精鉱は56.4％増の17億元だった。肉類は6.2倍の7億8千万元、果物・ドライフルーツ・ナッツは6.8倍の6億6千万元、集積回路（IC）は38.1％増の3億9千万元だった。
