景色の光と影を表現 津の竹内さんが洋画展 三重・亀山

【個展「洋画展」を開いた竹内さん=亀山市関町中町のギャラリー「博愛堂」で】

 【亀山】三重県津市高野尾町の二紀会員で県洋画協会員の画家、竹内勝行さん(84)の個展「洋画展」が27日、亀山市関町中町の関宿街道沿い「ギャラリー博愛堂」で始まった。5月6日まで。午前11時―午後5時。

 竹内さんと博愛堂のオーナーの娘が二紀会員という関係で、博愛堂で個展を開いた。亀山での個展は初めて。

 竹内さんは、昭和49年に二紀会初出品以降、連続入選。令和4年には、第70回記念二紀展で功労者賞を受賞している。これまで生まれ育った浜松市や県内各地で個展を開いている。

 今回の個展では、奈良市の正暦寺の紅葉や浜名湖の水面(みなも)のほか、関宿街道の町並み、サクラの花が白壁に影を写し出す情景などの作品計25点が並ぶ。

 竹内さんは「自然に同化している何気ない場所の美しさを探りながら、光と影を表現した作品を描いている。影も光です」とし、「江戸時代の面影を残す『関宿』に足を運んでいただき、作品を見ていただければ」と話していた。

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