南部の殿様お国入りを再現 遠野春まつりの大行列、八戸からも

馬にまたがり手を振る直義公役の堀村克利遠野中校長

 遠野春まつり(実行委主催)のメイン行事、南部氏遠野入部(にゅうぶ)行列は27日、遠野市中心部で行われ、1627(寛永4)年に遠野移封となった八戸南部氏22代直義(なおよし)公のお国入りを古式ゆかしく再現した。

 直義公役は堀村克利遠野中校長、女殿様の清心尼(せいしんに)役は八戸特派大使のマルチタレント吉岡リサさんが務め、八戸市からの23人を含む総勢165人が遠野市中央通りの蔵の道ひろばを出発。商店街を1時間ほど練り歩いた。

 俳優の黒木真二さん、俳優・脚本家の近衛はなさんも馬にまたがって沿道に手を振り、見物客が豪華絢爛(けんらん)な歴史絵巻を楽しんだ。

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