レイカーズ戦スウィープ勝ち逸のナゲッツ、選手のシューズ到着遅れのアクシデントもHC影響否定「言い訳しない」

デンバー・ナゲッツは日本時間4月28日(現地27日)、敵地クリプト・ドットコム・アリーナで行われたロサンゼルス・レイカーズとのプレイオフ1回戦第4戦で108-119と敗れ、スウィープ勝ち(4連勝)を逃した。『ESPN』のロマーナ・シェルバーン記者によれば、一部の選手のシューズ到着が遅れるアクシデントに見舞われていたという。

シリーズ3連勝を飾ったナゲッツは第4戦、大黒柱のニコラ・ヨキッチが33得点、14リバウンド、14アシストと今シリーズ2度目のトリプルダブルを達成。マイケル・ポーターJr.が27得点、11リバウンド、ジャマール・マレーが22得点、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが14得点を挙げた一方、ベンチメンバーがわずか5得点止まりで、一度もリードを奪えず、逆に最大19点差をつけられた。

第4クォーター残り1分25秒にヨキッチが3ポイントプレイを決めて106-113まで迫ったが、その後レイカーズのオースティン・リーブスにジャンパーを決められるなど6得点を許して突き放されて万事休す。2022年12月から続いていた対レイカーズの連勝が11でストップするとともに、スウィープ勝ち(シリーズ4連勝)を逃した。

試合前には、ポーターJr.ら一部の選手がシューズを履かずにサンダルでコートに姿を現し、ウォーミングアップをこなしていたが、チームのスポークスマンによると、シューズを運んでいたチームバスのアリーナ到着が遅れたという。

ポーターJr.は「多少の混乱はあった。悔しい。試合前のルーティンは重要だが、人間誰しもミスはあるものだ」と語り、チームを率いるマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は「ウォームアップの時にいつもの靴がなく、サンダルで練習していたから負けたとは言いたくない。私は言い訳する男ではない。シューズがなかったからと言って、ペイントでやられていいわけではない。二度と同じことが起きないようにしたい」とコメントした。

マローンHCが指摘したように、この日のナゲッツはペイント内での失点が72点を数え、(レイカーズは過去25年間のプレイオフで最多のペイント内得点)、2試合連続で70点以上を献上。指揮官も「冗談のようだった。信じられない」と危機感を募らせた。

エースのヨキッチは「いいスタートを切りたいのはもちろんだけど、競馬で学んだのはフィニッシュ方法だ。今日はいい形で終えられなかった」と語っており、ホームに戻って4月30日(同29日)に行われる第5戦でどのようにアジャストしてくるか、注目が集まる。

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