長崎亭キヨちゃんぽんさん講師「コミュニケーション力高めて」 長崎玉成中生徒・漫才に挑戦

漫才後にキヨちゃんぽんさん(左)からインタビューを受ける生徒=長崎玉成高ますみ記念館

 漫才を通してコミュニケーション力を高めてもらおうと、長崎県長崎市風頭町の長崎玉成高付属中学部(前田功校長、29人)で26日、「漫才ワークショップ」があった。同市出身の芸人、長崎亭キヨちゃんぽんさん(44)が講師となり、生徒たちが漫才に挑戦。5組が代表で披露すると、会場からは笑いと拍手が湧き上がった。
 吉本興業が運営する「よしもと放課後クラブ」の一環で、同校での開催は初めて。避難訓練の標語「おかし」(押さない・駆けない・しゃべらない)を題材に、生徒たちはボケとツッコミの「三段オチ」の漫才を見事に作り上げた。
 発表には同校の高校生も観客として参加し、キヨちゃんぽんさんの「漫才は人前で話す度胸がつく。思い切って殻を破ってみよう」という言葉通り、代表の生徒はステージで堂々と漫才を披露した。
 童謡「チューリップ」を用い歌ネタを発表した2年の延田芽空(めぐ)さん(13)は「最初は緊張していたけれど、笑ってくれてよかった」、唯一、2回ステージに立った3年の坂谷俐珠夢(りずむ)さん(14)は「観客が笑顔で、しっかり聴いてくれたのがうれしかった」とそれぞれ話した。

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