【ガーデニング】手間いらずの庭木で作る「お洒落&ローメンテナンスの庭」おすすめの中高木・低木<厳選6種>

ガーデナー歴30年の筆者が太鼓判!シンボルツリーからシュラブまで、庭木をうまく使ってみよう

庭にスタイリッシュな樹木があると、空間に縦の要素が加わり広さを感じさせます。ゆっくり生長して自然に形が整う品種を選べば、剪定の手間もかかりません。

庭木は背が高くシンボルツリーにピッタリなものから、シュラブと呼ばれる低木まで多種多様。今回はガーデナー歴30年の筆者が太鼓判を押す、お手入れが楽ちんなおすすめツリーを参考価格とともに紹介します。

記事最後には庭木選びの3つのポイントもお伝えしますので、庭づくりの参考にしてくださいね。

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この記事で紹介する「庭木」にまつわるあれこれ

  • 庭木の分類
  • 手間のかからない庭木オススメ品種6選
  • 庭木選び3つのポイント

庭木の分類

中高木

【写真1枚目/全9枚】存在感バツグンの中高木からカワイイ花を咲かせる低木(シュラブ)まで、2枚目以降の写真で「手間いらずのツリー」を紹介します!

中木または高木は樹高が2メートル以上になる木。高いものでは5メートルを超すようなものもあります。ただ、庭では背が高くなり過ぎると管理が大変なので、3メートルほどで剪定するのがオススメ。

存在感があるので庭のシンボルツリーに最適。夏に涼しい木陰を作ってくれます。

低木(シュラブ)

花や葉の美しさを楽しむ「低木」は、人の背丈ほどの高さ

低木は1~3メートルほどの高さに収まります。人の背丈ほどの品種が多く、株元から枝分かれしてボリューミーな樹形になるので、「シュラブ」という呼び方も。

花や葉の美しさを鑑賞する目的で植えられ、高い木と草花の間にできる空間のつなぎ役を果たしてくれます。

みなさんのお庭に合うイメージのツリーはどのタイプでしょうか?迷った人は、次でおすすめツリーを紹介していきます。背の高いシンボルツリーからシュラブまで、じっくり見てお気に入りを見つけてみましょう。

【手間いらずの庭木】いますぐ庭に迎えたいオシャレな木<シンボルツリーからシュラブまで>

ジューンベリー

春の白い花、初夏の赤い実が楽しみなジューンベリー。
  • 学名:Amelanchier canadensis
  • 分類:バラ科ザイフリボク属 落葉高木

4月頃に白い花が鈴なりに咲き、6月には赤い実がなるジューンベリー。枝が細くスッキリした樹形がキレイです。

※参考価格:2000~3000円前後(5号鉢)

スモークツリー

フワフワした煙のような花が印象的な「スモークツリー」
  • 学名:Cotinus coggygria
  • 分類:ウルシ科ハグマノキ属 落葉高木

スモークツリーは名前どおりフワフワした煙のような花が特徴。5~6月にかけて白や赤の花が咲きます。乾燥に強いので水やりの手間もかかりません。

※参考価格:2000~4000円前後(5号鉢)

オリーブ

シルバーグリーンの葉がおしゃれな「オリーブ」
  • 学名:Olea europaea
  • 分類:モクセイ科オリーブ属 常緑高木

シルバーグリーンの葉がオシャレで、シンボルツリーとして人気のオリーブ。うまく育てれば秋になる実を採取することもできます。

※参考価格:2000~3000円前後(5号鉢)

バイカウツギ

涼やかな白い小花が可憐な「バイカウツギ」
  • 学名:Philadelphus satsumi
  • 分類:アジサイ科バイカウツギ属 落葉低木

バイカウツギは5センチほどの白い花が涼やかな印象。枝を横に広げてこんもりとした樹形になります。伸び過ぎたときは花後すぐに短く切り戻しましょう。

※参考価格:2000~3000円前後(5号鉢)

メギ

赤や金色のカラーリーフがおしゃれな「メギ」
  • 学名:Berberis thunbergii
  • 分類:メギ科メギ属 落葉低木

赤や金色のカラーリーフが魅力のメギ。細かい葉が密になって茂り、庭のワンポイントに。控えめですが春には黄色い小花も咲きます。

※参考価格:1500~2000円前後(5号鉢)

アベリア

植え込みや公園の花壇でも見かける「アベリア」
  • 学名:Abelia grandiflora
  • 分類:スイカズラ科ツクバネウツギ属 常緑低木

アベリアは丈夫で強い刈り込みも可能。強健な性質なので庭の生垣のほか、道路の植え込みや公園の花壇などでもよく見かけます。

※参考価格:1000~2000円前後(5号鉢)

気になる木はありましたか?いよいよ最後に、手間いらずの庭木選びの極意を3つ、お伝えしましょう。

【手間いらずの庭木】ツリー選び3つのポイント

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木を植える目的

木を植える目的は、「美しい花や紅葉を庭の彩りにする」「庭に木陰を作って草花を夏の暑さから守る」「道路や隣家からの目隠しとして利用する」などさまざま。

何のために木を植えるのかを明らかにすると、おのずと木の樹形や特徴が決まります。

栽培に適した環境

日陰でも育てられるのか、乾燥に耐えるかなど、樹木の好む環境と自分の庭がマッチしているかどうかをよく確認しましょう。寒さまたは暑さが厳しい地域では、耐寒性や耐暑性も要チェックです。

生育サイクル

季節の移り変わりを楽しみたいときは紅葉が楽しめる落葉樹、1年中緑が欲しいときは常緑樹がオススメ。広い庭は旺盛に生育する樹木でも大丈夫ですが、小さな庭はゆっくり生長するタイプを選びましょう。

手間いらずの庭木で庭に彩りを

ナチュラルな樹形で暮らしに潤いを与えてくれる庭木。木陰や目隠しの役割だけでなく、カワイイ花や鮮やかな紅葉で庭を表情豊かにしてくれます。

シンボルツリーからシュラブまで、お手入れが楽ちんな庭木で庭を立体的に演出してみましょう。

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