面接待機中に「午前中に面接した奴に決めたわ!適当に言って追い返しといて~」と社長の声 激怒しつつも退散した男性

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面接のために会社を訪問したにもかかわらず、面接を受けることなく不採用となったという投稿が寄せられた。
「もう昔の話でコンプラ等もまだ言われ始めでうるさくなかった時代」の出来事をつづったのは、兵庫県の40代後半の男性(営業/年収400万円)。いったい何があったのだろう。(文:林加奈)

30分経っても「社長に電話がつながらない」

男性は「ある小さなゴムの成型会社」に面接に行った。事務員に案内され商談室で座って待っていたが

「30分経ってもいっこうに面接が始まらず、面接官も来ませんでした。そこへ先程部屋に通してくれた事務員さんが来て、『社長に電話しているが繋がらないので、大変申し訳ございませんがもう少し待ってください』と、非常に恐縮した感じで丁寧に言われ、私はもう少し待つことにしました」

その数分後、先ほどの事務員がお茶のおかわりを商談室に持ってきてくれたとき、事務員の携帯が鳴った。

「『あ!社長から折り返し来た!』と言って電話に出られました。私が待っていることを伝えると、携帯から漏れてきた社長と思しき声は『今日の午前中に面接した奴に決めたわ!適当に言って追い返しといて~』と聞こえてきました。その事務員さんは『いや、えっ!』『それは…』とか言ってましたが、『まあ頼んだで~!』と漏れ聞こえてきて電話が終わったようでした」

社長からの折り返しが来るタイミングがあまりにも悪すぎた。その事務員は非常に苦々しい顔で見てきたので、男性は「もういいですから!聞こえてきましたし!帰ります!」と言って頭を下げてその場を去った。

「メチャクチャ腹が立ちましたが、事務員さんに言っても仕方ないので、そのまま職安に行き、事のあらましを説明して抗議指導してくれ!と強くお願いして帰りました。あんな適当な面接(にもなってませんが)は初めてでした」

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