線路内に人が立ち入り列車が非常ブレーキで停車 進入した人物はそのまま立ち去ったか 一時運転見合わせ約4500人に影響 JR山陽線 広島

JR山陽線で29日朝、線路内に人が立ち入り、およそ1時間半にわたって運転を見合わせました。

JR西日本などによりますと、午前7時ごろ、広島県海田町のJR山陽線で、白市発岩国行きの列車の運転士が、自転車を押して線路内に立ち入る人を発見。非常ブレーキで停車した後、「人と接触した可能性がある」と連絡しました。

列車の車掌が現場を確認しましたが、すでに立ち去っていたということです。

現場は踏切ではなく、線路内への立ち入りを禁止する看板が設置されています。

この影響で、JR山陽線は海田市駅から西条駅の間で一時運転を見合わせました。最大で80分程度遅れ、10本が運休し、約4500人に影響が出たということです。列車の乗客や乗務員にけがはありませんでした。

警察が詳しい状況を捜査しています。

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