一関水辺プラザにスケボー広場と船着き場 現地で記念式典

スケートボード広場で楽しむスケーターら。新たな交流を生む場になりそうだ

 一関市狐禅寺の一関水辺プラザに完成した同市初のスケートボード広場と船着き場が27日、お披露目された。磐井川の河川空間を活用し地域振興を図る事業の一環。川に架かる東大橋の下に誕生した空間が、地域や世代を超えた新たな交流を生みそうだ。

 現地で記念式典が行われ、地元関係者や県内外から訪れたスケーターなど大勢が集まった。佐藤善仁市長は「やりたいことを実現できる場所として、多くの人に利用してほしい」とあいさつ。船着き場からカヤックとカヌー4隻が出艇し、真新しい広場ではスケーターがダイナミックな技を繰り出した。

 市が国の支援を受けて取り組んでいる「一関地区かわまちづくり事業」の一環。スケートボード広場は8.7アール。台や湾曲した斜面など技を行うための障害物、セクションを10個ほど設置した。船着き場は、幅11メートルにわたり川に向かう階段やスロープなどを整えた。

 利用時間は午前9時から日没まで。今後、同協会主催の子ども向けスクールや技などを競うイベントなども開催する予定だ。

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