広島の“ゼロイチ”コンビが異次元すぎ 驚異の「0.84」「.438」に「早く1軍で見たい」

広島・玉村昇悟(左)と佐藤啓介【写真:小池義弘、真田一平】

2001年生まれの広島5年目玉村と育成・佐藤がそろってファームで無双級の活躍

広島の「ゼロイチ」世代がファームで躍動している。ともに2001年生まれの玉村昇悟投手と、育成の佐藤啓介内野手だ。左腕の玉村は2軍戦で5試合に登板して3勝1敗、防御率1.13をマーク。佐藤はウエスタン・リーグでダントツの打率.441を記録し、OPS1.095と出色の活躍を見せている(成績はすべて28日現在)。未来の広島を背負う“逸材コンビ”に、ファンも「早く1軍で見させてくれ」期待が高まっている。

福井・丹生高から2019年ドラフト6位で入団した玉村は今季、2軍戦で5試合に先発し、すべての試合でクオリティスタート(QS=6回自責点3以下)を記録。WHIP(投球回あたりの与四球+被安打)は「0.84」と異次元の数字を叩き出している。昨季は開幕ローテ入りを果たすなど、通算9勝(10敗)を挙げているだけに、5年目左腕への期待値は高い。

育成ドラフト2位ルーキーの佐藤も負けていない。同リーグで68打数30安打の打率.438は、2位のソフトバンク・柳町達外野手を5分以上も離す圧倒的なトップに立っている。出塁率.529、OPS1.077も驚異的な数字が並ぶ。中京大中京高から国立の静岡大に進学し、静岡学生野球リーグでベストナインを5度受賞した好打者が支配下登録に向け猛アピールを続けている。

躍動する投打の若手に、SNSでは「ここまでのファームでの安定感を鑑みると、玉村に上で先発させて欲しい」「1軍ローテを玉村投手に変えてほしい」「佐藤啓介は偉大」「佐藤は支配下はもちろん、1軍で見たい」といった期待の声が相次いでおり、「今の広島カープの2軍やばくね」といったコメントも見られた。28日時点でセ・リーグ4位につけるチームの起爆剤となれるか。(Full-Count編集部)

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