国の名勝地・帝釈峡で「湖水開き」 湖の上からしか味わえない新緑の景色を遊覧船で 広島

広島県庄原市と神石高原町にまたがる帝釈峡で、「湖水開き」が行われました。

帝釈峡にある湖畔の観光施設で行われた安全祈願祭には、関係者ら約40人が参加し、観光シーズンの安全を祈願しました。

帝釈峡は国の名勝地に指定されており、新緑や紅葉の名所として知られています。神事が終わると神龍湖に、龍を飾り付けた長さ15メートルの遊覧船が登場。煙をあげながら、土に還る風船400個を飛ばしました。

神龍湖では、3月20日から遊覧船の運行がスタートしており、訪れた家族連れが湖の上からしか味わえない新緑の景色を満喫していました。

乗船客たち
「風がよく吹いて、とても気持ちいいです。春らしさを感じます」
「景色もながめも最高です」

遊覧船の乗客はコロナ禍で例年の半分程度に落ち込みましたが、客足は戻りつつあり、観光協会では今シーズンはコロナ禍前と同水準の4万人の乗船客数を目指すとしています。

遊覧船は来年1月上旬まで運行予定です。

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