「まさにスペシャル・ワン」得点ランク単独首位浮上のハーランド、大台到達のペップを絶賛!「できればもう何年か…」

現地時間4月28日に開催されたプレミアリーグ第35節で、ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いる2位のマンチェスター・シティは、残留ラインぎりぎりの17位に沈むノッティンガム・フォレストと敵地で対戦。前後半で1点ずつ挙げ、2-0で勝利した。

勝利を大きく手繰り寄せる貴重な追加点を奪ったのが、ベンチスタートとなったアーリング・ハーランドだ。

コンディション不良で直近2試合は欠場していた大エースは、ジャック・グリーリッシュと代わって、61分から出場。するとその10分後だった。相棒のケビン・デ・ブライネからペナルティエリア手前でパスを受けると、一瞬の緩急で対峙したDFを翻弄し、利き足とは逆の右足で冷静に流し込んでみせた。

23歳のノルウェー代表FWは、これでリーグ戦21点目。並んでいたチェルシーのコール・パーマーを抜き去り、再び得点ランキングで単独トップに立った。

【動画】一瞬の切れ味は別格!怪物ハーランドの圧巻21点目
仕事を果たしたハーランドは試合後、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューに対応。勝負の終盤戦における勝点3の重要性をこう伝えた。

「重要な勝利だ。どう戦うかは問題ではない。勝利が求められたなかで、僕らはきっちり達成した。最も大切なのは(タイトル争いについて)考えないこと。一日一日の積み重ねだ。正直、考えすぎると頭がおかしくなってしまうから、リラックスして楽しんで、次の試合に集中する必要がある」

フォレスト戦は、グアルディオラ体制下でのプレミアリーグ300試合目でもあった。クラブ公式サイトによれば、ハーランドは、ペップの愛称でお馴染みの指揮官を称え、「まさに“スペシャル・ワン”だ。一緒に仕事をするのは楽しいし、できればもう何年か続けたい」と語った。

残り4戦で、1試合消化の多い首位アーセナルとの勝点差は1。稀代の名将と点取り屋を擁する常勝軍団は勝点12を上積みし、ライバルの動向を気にすることなく、自力で4連覇を達成できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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