U-23日本代表と対戦するイラク守護神は「天才GK」らしい 規律問題や退場で一時干される?

U-23日本代表とU23アジアカップ準決勝で対戦するイラク。ゴールマウスを守るのは、背番号22番のGKフセイン・ハッサンだ。

20歳の彼は2023年のU20アジアカップ準優勝メンバー。同大会で日本はイラクとの準決勝でPK戦の末に敗れたが、その時に対峙したGKだ。

『Al-Iraqi News』によれば、フセイン・ハッサンは天才GKと評価されており、所属クラブであるアル・カルフでスター選手になると期待されているという。U20アジアカップでは素晴らしい活躍でイラクの決勝進出に貢献したとしてクラブで表彰されたそう。また、2023年のU-20ワールドカップにも出場している。

ただ、『Al Sabaah』によると、フセイン・ハッサンは今年1月時点では代表から外れていたそう。

イラクU-23代表のGKコーチは、彼は傑出したGKのひとりであり、ユース代表での経験もあるが、 規律面や学生相手の退場などの理由でかなり長い間プレーから遠ざかっていたと説明。そのうえで、今後チームに加わる可能性もあると述べていたという。

その後、彼はU23アジアカップメンバーに入ったが、『Winwin』によれば、4月の時点でGKコーチはこんな話もしていたという。

「イラクの五輪チームのGKコーチには守ってくれる者はいない、ゴールキーパーですら守ってくれる者はいない。最初のミスで、大衆やメディアなどの餌食になる。

(国内リーグ)20チーム中15チーム以上に優秀なゴールキーパーがいる。その証拠は、コーチが常にレベルアップに努めていることだ。GKプロジェクトはゼロから始まり、徐々に成長プロセスを進み、成熟に達する。クラブの経営陣はこのことをよく認識し、サッカーのいろはに精通しておく必要がある。

残念ながら、GKコーチが同じテーブルに集まらないという問題がある。私は以前、GKコーチを招いて、セミナーやセッションを開催するよう要請していた。仕事の性質的パフォーマンスや、サッカーの発展における科学の到達点を評価・検討する目的でね。GKが成長するとき、多くのトレーニングは必要としない。若い頃と同じように、トレーニングと反復は必要だが。

今日のイラクではGKに与える時間が不足している、特にクラブにおいて。フセイン・ハッサンはイラクリーグの第1ステージで最優秀若手GKに選ばれた」

ただ、アル・カルフはイランリーグで20チーム中14位となっており、最近のフセイン・ハッサンは状態がよくなかったとも話していたようだ。

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今大会のイラクはタイに0-2で敗れた後、タジキスタンに4-2、サウジアラビアに2-1で勝利。そして、ベトナムとの準々決勝には1-0で勝利しており、4試合で5失点している。

AFC U23アジアカップ カタール2024
準決勝
イラク vs 日本
日時:4月30日(月)02時30分キックオフ
配信:DAZNにてライブ配信

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