ビル・ワイマン「いまでもツアーに出ている夢を見る」

Jacco Barth, CC BY-SA 2.0

ビル・ワイマンは、ザ・ローリング・ストーンズを脱退してから30年以上が経ち、未練があるわけではないものの、いまだツアーに出ている夢を見るという。

ザ・ローリング・ストーンズの新たなツアー<Hackney Diamonds>の開催を間近に控え、ワイマンは、英国の新聞『Daily Mirror』紙のインタビューでこう語っている。「奇妙なことに、(バンドを)離れてから今に至るまで、僕はまだツアーに出ている夢を見る。僕らが楽屋にいるところとか、ホテルにいるところとかね。いまだそういう夢を見るよ。デヴィッド・ボウイとか友人たちの夢もね。とてもいい夢だ。でも、すごく混乱させられる」

ワイマンはまた、彼は1993年にザ・ローリング・ストーンズを脱退したことになっているが、実際はその2年前に辞めていたと話している。「僕は1991年に脱退した。でも、彼らは信じなかったんだ(笑)。彼らは僕が辞めたことを受け入れるのを拒んでいた。1993年になってからだ。1994年に行うツアーの準備をし始めたとき、彼らは“君は本当に脱退したんだな?”って言い出した。僕は“2年前に脱退したよ”って答えた。彼らはようやく、受け入れたんだ。だから、僕は1993年に脱退したことになってる」

87歳になったワイマンは現在、考古学の本や切手、コインの収集、執筆など趣味に高じる家での生活を満喫しているそうだ。

ザ・ローリング・ストーンズは今週日曜日(4月28日)、<Hackney Diamonds>北米ツアーをスタートした。

Ako Suzuki

© BARKS, Inc.