始球式を務めたガールズケイリンの尾方真生(撮影・西田忠信)
◆ソフトバンク―西武(29日、みずほペイペイドーム)
久留米競輪場(福岡県久留米市)をホームバンクとし、2021年から3年連続でガールズグランプリに出場している若手のホープ尾方真生(24)=熊本県出身=が始球式に登場した。
競輪のユニホーム姿でマウンドに上がると、大きく振りかぶって投じた球はワンバウンドでキャッチャーミットに収まった。初めての始球式にも「楽しかった、緊張もしなかった」と笑顔で振り返った。
野球にはつながりがある。熊本・九州学院高の出身で、ヤクルトの村上宗隆と同級生。「全然しゃべったことないですけど、卒業式で写真撮ってもらったくらい」。以前、藤本前監督と対談した際に投げ方を教えてもらったといい、「真っ直ぐにいったからよかった。野球はお客さんが多くて迫力があった。今日見てくださって、1回でも足を運んでくれたらと思います」と競輪場への来場も呼びかけた。
この試合は、公営ギャンブルのインターネット投票サービスを運営するオッズパークの協賛により「オッズパークドキドキスペシャル」と銘打ち開催。始球式のほか、イニング間のイベントに尾方らガールズケイリン選手5名が出演する。