「『騙されたと思って』系はだいたい大当たり」 ジョージア大使が京都へ 「半信半疑」で買ったお土産とは

見どころがたくさんある京都ではお土産に悩むことも(写真はイメージ)【写真:写真AC】

日本の歴史と伝統が現代に残る古都・京都。日本人だけでなく、外国人観光客にも大人気の観光地のひとつです。見どころがたくさんあるだけでなく、お土産も魅力的。どれを選んだらいいのか悩んでしまいますよね。ジョージア駐日大使館で特命全権大使を務めるティムラズ・レジャバさんは、ゴールデンウィークの初日に京都を訪れた際、自身のX(ツイッター)アカウント(@TeimurazLezhava)で京都のお土産について質問。寄せられた声から、あることに気づいたようです。

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GWの初日、父と娘と一緒に京都旅へ

ティムラズさんはゴールデンウィーク初日の27日、「これより某府へ」とユニークなコメントを添え、新幹線に乗って出かけたことを報告。来日したばかりのティムラズさんのお父さんと、娘さんも一緒です。

新幹線の中では、真っ赤な風呂敷を座席のテーブルの上に広げ、柿の葉寿司に舌鼓を打ったティムラズさん。隣に座る娘さんがカチカチなアイスに悪戦苦闘する姿も公開していました。

新幹線内で楽しく過ごした三人が行きついた先は、京都でした。訪れた料理店では、お店の人と会話を楽しみながら食事を堪能。ティムラズさんのお父さんは「日本の居酒屋はいつユネスコに登録されるのかな」と、すっかり心を奪われていたようです。

天気が良く、気温がぐっと上がった翌日には夏を先取り。お昼にそうめん、食後にはかき氷を食べに行きました。

帰京の時間が迫ってきた午後、ティムラズさんはXに「京都は歴史が長すぎていつも和菓子は何を試せば良いのかわからず途方に暮れます」と投稿。すると、多くのアドバイスが寄せられました。

「京都のお土産でおすすめはという問いかけに大多数から『騙されたと思って』と言われこちらを半信半疑で購入」と、実際に購入した和菓子を動画で紹介。半分に割ろうとするも生地が餅のように伸びて、きれいに割ることができません。

ティムラズさんが購入したのは、老舗和菓子店「満月」の名物で、京都の定番土産のひとつでもある阿闍梨餅。丹波大納言の粒あんを練り上げ、秘伝の餅生地で包み込んで焼き上げた半生菓子です。しっとりモチモチした生地の食感と、包まれた粒あんの相性が絶妙。上品なおいしさは地元の人だけでなく、観光客にも大人気です。

「結論『騙されたと思って』系はだいたい大当たりだと検証できました」と、ティムラズさんもとても気に入った様子。リプライ(返信)には「間違いないです!!!!」「売り場によっては、午前中になくなる銘菓です」「阿闍梨餅は横綱か大関クラスですよ」「地元民でもよく買いに行きます」などの声が寄せられています。

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