強制わいせつ疑いで世界大会優勝のバトン指導者の男逮捕へ 高校生の男性選手の体触った容疑

京都府警

 バトントワリングの世界大会で活躍した指導者の男(40)が昨年、当時高校生だった男性選手にわいせつな行為をしたとして、京都府警が、強制わいせつの疑いで、この男を逮捕する方針を固めたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、男は昨年2月ごろ、京都市内にあった自宅で、当時高校生だった男性選手に対し、体を触るわいせつな行為をした疑いが持たれている。府警は国外にいる男の帰国を待って逮捕する方針。

 捜査関係者などの説明では、被害に遭った男性選手は当時、指導者の男から複数回にわたってわいせつな行為をされ、府警に相談し被害届を出していたという。男はバトントワリングの世界大会で優勝するなど活躍し、国内有数の民間クラブチームの選手として実績があり、指導者としても活動していたという。

© 株式会社京都新聞社