記録的円安で海外は敬遠? GWは安・近・短 入場・駐車場無料のアスレチック施設は大人気

ゴールデンウイークは記録的な円安と物価高の影響で、節約志向が強くなっているようです。

27日どこかで見たことがある「グータッチ」。こぶしの先にいるのは…。

ジャイアンツの前監督=原辰徳さんです。ゴールデンウイーク初日・札幌で開かれた少年野球教室に高橋由伸さんらと登場しました。およそ400人の子どもたちに身振り手振りを交えて熱血指導。

原前辰徳さん)

「パーン!と」(少年が打つ)「OK~!」

野球少年)

「めっちゃ楽しかったです楽しかったよね!」

「タイミングの取り方とか勉強になりました」

日同じ日の、新千歳空港。北海道から出発する旅行客からはこんな嘆きの声が聞かれました。

東京に行く子ども)

「Qどこに行く?ディズニーランドです」

保護者)

「(旅費が)高いと思いますチケットとかご飯とかすべて上がっているので」

大阪に行く人)

「海外とかも考えたんですけど、いま円安の状況で国内にしました。ハワイに行きたいなと思っていたんですけど」

もはや海外旅行は「高嶺の花」。29日に円相場は一時1ドル160円を突破し34年ぶりの円安ドル高水準を更新しました。

明治安田生命の調査によりますとコロナ禍前の2019年、およそ4万7000円だったゴールデンウイークの予算は今年2万9677円に。

昨今の物価高の影響で「脱巣ごもり」となった去年に比べ、およそ1万円、減りました。

今年のゴールデンウイークは「安・近・短」で過ごす人が多いようです。

井口七海記者)

「3連休最終日の今日さとらんどには、多くの子供達で賑わっています」

札幌市東区の「さとらんど」。入場料と駐車場代は無料。

去年誕生したばかりの木製アスレッチックは子どもたちに大人気です。

様々な体験をすることもでき、ヤギや羊へのエサやりは100円、パフェづくりは200円で楽しむことができます。

子ども「おいちい。もうちょっと(チョコ)を入れても良かった」

札幌市民)

「入場料かからないので、あとは(体験を)選んでできる、そんなに(お金が)かからなく遊べて助かっています」

札幌市民)

「あまり大きな旅行も行けなくて、ゴールデンウイークの後半も来る予定です」

さとらんど小橋ひろみさん)

「とにかく1日中遊べるのでいろいろなところに行って遊んでほしいです」。

こちらは去年の夏札幌の狸小路にオープンした都市型水族館「AOAOSAPPORO」。

ゴールデンウイークにあわせてかぶと作り体験など様々な特別プログラムが用意されています。

(Qどうペンギンさんは?)

子ども)「かわいい」

森唯菜記者)

「音楽が聞こえてきました。生演奏していますよ海の中で。キレイな音色ですよ」

館内では桜や春をテーマにしたコンサートも開かれ、札幌近郊からも多くお客さんが訪れていました。

札幌市民)

「娘がここに来たいって。遠出は控えようかなと」

札幌市民)

「温泉旅行とかは…」

子ども「行きたい」

「行きたい?高いかなというところではありますが、そのうち連れて行かなきゃなと思います」

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