イノシシに遭遇したら「刺激せずゆっくり後ずさる」 男女が襲われ負傷…愛知・尾張旭市の森林公園は休園

メ~テレ(名古屋テレビ)

愛知県尾張旭市の愛知県森林公園は、28日に男女2人がイノシシに襲われてけがをしたことを受け、臨時休園となっています。

ゴールデンウイークまっただ中にも関わらず、がらんとした公園。 「臨時休園」の理由は、イノシシです。 28日午後0時半ごろ、森林公園の植物園にある展示館の北側で「イノシシに襲われた人が2人いる」と公園の関係者から119番通報がありました。 警察によりますと、家族と一緒に公園を訪れていた三重県四日市市の男性(70)がイノシシに両足をかまれ右足の指を開放骨折する重傷、男性を助けようとした公園の職員の女性(62)も同じイノシシに足をかまれて、けがをしました。 2人とも命に別条はないということです。

県職員と猟友会が調査と捜索

犬の散歩で公園を訪れる人 「時々出ますよ、イノシシもタヌキも。4~5頭で森林公園の道を歩いている」 2人を襲ったイノシシはまだ見つかっておらず、公園は29日も園内にある植物園と一般公園を休園に。 愛知県職員 「今から猟友会の方々に、イノシシがいた場所を見てもらい、現場の状況等を確認して今後の対策についての準備」 朝から県の職員や猟友会などが集まり、捕獲に向けた調査と捜索を続けています。

イノシシに遭遇したら…

ゴールデンウイークの公園に突然現れたイノシシ。この時期によくあることなのでしょうか。 犬山猟友会・丸山泰裕会長 「人里と山との境で生活してるみたいだから、元々が。5~7月くらいに、子どもが生まれて歩き回るようになるので、見かける数も多くなる」 もし遭遇してしまったら… 丸山会長 「じっとして立ち止まってゆっくりと後ずさりして、クマも同じだけど。刺激すると、逃げ場がないと人の方へ向かってくる可能性がある」 森林公園は、安全が確認できるまで当面の間は休園にするということです。

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