インテルSD「大きな変化を加える予定はない」今夏の移籍マーケットに言及、2選手の加入を認める発言も

写真:トリノ戦後、セリエA優勝を祝うインテルの面々

ンテルのスポーツディレクター(SD)を務めるピエロ・アウジリオ氏が、今夏の移籍市場について言及し「チームに大きな変化を加える予定はない」と語った。

ミランとの“ミラノ・ダービー”を制したインテルは通算20回目のスクデットを獲得した。現地時間28日に開催されたトリノ戦後には、オープンバスでミラノ市街を回り、優勝パレードを行った。

そのパレード中に『Sky Sports ITALIA』のインタビューに応じた、アウジリオSDは「このチームはピッチ上だけでなく、クラブへの帰属意識という観点に置いても実力を示した」と語り、今シーズンの戦いぶりを評価した。続けて今夏の移籍市場の動きについて以下のようにコメントしている。

「この素晴らしいチームにダメージを与えることはしたくない。何かがうまくいっている時は、多くの変化を加えるリスクを冒したくないからだ。我々は3年前からシモーネ・インザーギ(監督)とともに素晴らしいプロジェクトを開始し、数々のトロフィーを獲得したことに加え、チャンピオンズリーグで主役になれた」

また、かねてより今夏の移籍が噂されていたナポリのポーランド代表MFピョートル・ジエリニスキと、ポルトに所属するイラン代表FWメフディ・タレミの加入を認める発言を残している。

「我々のプロジェクトは機能しており、チームの質を上げる2人の選手を獲得した。今は熟考し、正しい決断を下し、ただ選手を獲得するようなことはしないようにするつもりだ。SDとしてこのチームをあまり変えないことが計画だ」

最後に、ダヴィデ・フラッテージやカルロス・アウグストなど今シーズンから加入し、多くの出場機会を得られなかった選手に対して「出場時間はあまり多くなかったが、クオリティを示したと思う。徐々に我々が必要としていた特徴を発揮してくれた。来シーズンは彼らが主役になることを願う」と語り、来シーズンの飛躍を期待している。

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