J1横浜M・喜田拓也 ACL決勝含む過密日程に覚悟「難しさはあるけど同時にやりがいもある」

取材に応じる喜田拓也

J1横浜Mが29日に神奈川県内で練習を公開し、主将を務めるMF喜田拓也(29)がクラブ史上初の決勝進出を決めたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)への意気込みを語った。

24日に行われた準決勝第2戦(日産)では、延長戦を終えて2戦合計3―3となり、PK戦を5―4で制した。ケガの影響でこの試合を欠場し、スタンドから見守った喜田は「根拠を聞かれると困るけど、(PK戦になった時に)大丈夫だろうなという感じはしていた。チームの雰囲気はもちろん、それまでのゲーム運びを見ても勝つべくして勝った」と手ごたえをつかんでいる。

自身の状態については「多くを語るつもりはない。できる状態になったという事実だけ」としたうえで、5月11、25日にアルアイン(UAE)と激突する決勝に向けて「ACLとJリーグを並行してやっていく中で、両方を勝ちとったクラブはかつてない。そこの難しさを絶対に超えてやりたいという強い思いはある」と力を込めた。

5月は3日の磐田戦(日産)を皮切りに、リーグ戦を含め計7試合を戦うことになる。「移動も含めて、この先も厳しい日程が続く」としつつも「かじ取りの難しさはあるけど、同時にやりがいもある。(選手)全員が必要で、高め合うことができて、尊重し合えるのがマリノスらしさ」と過密日程を勝ち抜く覚悟を示した。

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