焼き物の町、佐賀県有田町で、ゴールデンウィーク恒例の陶器市が29日に始まりました。
伝統的な有田らしい器に加え、若い世代を意識した鮮やかな色みのものも人気です。
歩行者天国になった焼き物の町
今年で120回目を迎えた有田陶器市。
JR有田駅と上有田駅を結ぶ4キロの通りには、約400の店が軒を連ねています。
陶器市の期間中は、歩行者天国になっていて初日の29日午前中はあいにくの天気でしたが、多くの買い物客が訪れていました。
「掘り出し物を探すのが好き」
小野愛梨リポーター「こちらの有田焼きは、陶器市に合わせて通常の半額以下の値段で販売されています」。
陶器市では普段よりお手頃な価格で販売されているほかこの時期にあわせて作られた新作もあります。
毎年のように訪れる人もいていわゆる掘り出し物やお店の人とのやりとりを楽しみにしている人もいます。
訪れた人「掘り出し物を探すのが好きですお店の方との駆け引きみたいな、ちょっとまけてくれたりとかですね、楽しいかな。」
翔芳窯 福田友章さん「持って帰って、実際料理を盛ってみて、これ買ってよかった、また来年行きたいとか、また違う日にも行きたいなとか、そういう思いを持っていただければ一番うれしい」
ポップで鮮やかな色も人気
最近のトレンドは、若い世代を意識した黄色やピンクなど鮮やかな色みの陶器。20代の客も目立ちました。
「有田陶器市」5月5日まで
地元の商工会議所は、期間中、120万人以上の人出を見込んでいます。
有田町の有田陶器市は、5月5日まで開かれています。