車を運転していると、とんでもないマナー違反のドライバーと出会うことがあります。これは筆者が年末年始のパーキングエリアで遭遇した、普通では信じられない非常識なドライバーのエピソードです。
大混雑のパーキングエリア
年末年始、実家へ帰省したときのお話です。
私たちが利用した高速道路には人気のパーキングエリアがあるため、一度寄ってみようという話になりました。
テレビなどで紹介されることもあって、パーキングエリア内は大混雑！
なかなか車を停められず、夫が窓から顔を出して停められる場所を探していると、一か所だけ車が停まっていない場所を見つけました。その場所へ停めようと近づいて行った時でした。
信じられない！
空いていると思った場所を見ると、2台分の駐車スペースの中央に大型のワンボックスカーが停まっていて、他の車は停めることができません。
こんなに混んでいるのに……と思っていると、前方からやって来た運転手が車から降りて、そのワンボックスカーに近づいて行きます。
ワンボックスカーの中には人が乗っていて、おにぎりを食べていました。
近づいて行った男性が「すみません、車を停める場所がないので、1台分空けてもらえますか？」と声をかけると、「え？ あ、無理無理。この車新車なんで」と一言。
声をかけた男性は意味がわからず「え？」と聞き返すと、相手は「車傷つけられたら困るんで」と悪びれもせずに答えたのです。
迷惑運転手に一言
すると、ワンボックスカーの隣のスペースに停まっていたトラックの運転手さんが、窓から顔を出してこう言いました。
「運転の下手な人はそういうこと考えるんだねぇ。自分が車庫入れが下手だから、他の人も下手くそでぶつけられると思ってんだろう？」
このセリフを聞いた夫は、「確かに。自分がぶつけた経験とかがなければ、あんな風に思わないよな」と妙に納得。
トラックの運転手さんは「飯食い終わったら、ここで車を停めているよりも、早く高速道路に出て走ればいいんじゃないの？ 高速道路はまっすぐな道だから、車をぶつける心配は少ないだろう？」とさらに畳みかけました。
これには周囲にいた人も苦笑い。
ド正論をかまされたワンボックスカーの迷惑運転手は図星だったのか、バツが悪そうに車を出しました。
自分勝手な言い訳
新車だろうが運転が下手だろうが、周囲が混雑して大変な状況で、あのような行動をとることは非常識極まりないです。
それにしても、私も長く運転していますが、あんな自分勝手な言い訳をするドライバーには初めて遭遇しました。
交通ルールや常識を守って、きちんとした運転をしてほしいなと思います。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：RIE.K
