「おにぎりのための運動会」開催 おいしく食べるため、市原で熱戦 食と芸術の融合楽しむ

巨大おにぎり転がしで盛り上がった「おにぎりのための運動会!」=27日、市原市徳氏の旧里見小学校

 市原市など内房総5市で開催中の「百年後芸術祭~環境と欲望~内房総アートフェス」(5月26日まで)のイベント「おにぎりのための運動会!」が27日、同市の旧里見小学校で開かれた。あいにくの曇り空の下だったが、市内外から親子連れを中心に70人が参加。食とアートを融合した体験型イベントを満喫した。

 おにぎりをおいしく食べることを目的とした運動会で、2014年の「いちはらアート×ミックス」から継続的に開催されているイベント。未就学児から大人まで、さまざまな世代が競技に参加し、紅白2組に分かれ「玉入れ」「綱引き」、発泡スチロール製の巨大おにぎりを転がす「おにぎりころがし」の3競技で熱い戦いを繰り広げた。本来は3月30日に初回を開催予定だったが、グラウンド状態不良のため、今回が初回となった。

 競技後の昼食には、お目当てのおにぎりが入った弁当が配られ、参加者はおいしそうに頬張った。家族で参加した木更津市の平井和花さん(7)は「大きなおにぎりを思い通りに転がすのが難しかったが、楽しかった。おにぎりもおいしい」と笑顔だった。

 同イベントは5月18日にも実施予定で、参加者を募集している。同フェスの公式サイトから申し込み可能。

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