中国銀行の本部ビル。（資料写真、北京＝新華社配信）
【新華社ドバイ4月29日】中国銀行ドバイ支店はこのほど、サウジアラビアのエネルギー会社ACWAパワーがウズベキスタンの首都タシケントに建設する太陽光発電・エネルギー貯蔵プロジェクトを支援するため、同社に対する最初の人民元建て融資を実行した。
ドバイ支店は今回の融資について、中国系銀行と中東企業間で行われた最初の人民元建て融資であり、中国系銀行が中東企業と協力して第三国市場で実施した人民元国際化推進に向けた初の実践だと説明。両国間の貿易と投資にデモンストレーション効果を及ぼし、全面的戦略パートナーシップの発展を一段と促すとの見通しを示した。
中国銀行とACWAパワーは2023年9月にグローバルな戦略的提携に関する覚書を締結し、同年10月に開催された第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの会期中、今回の融資に関するローン条項に合意した。覚書と融資で支援するタシケントの太陽光・エネルギー貯蔵プロジェクトはフォーラムの実務協力事業リストに組み入れられた。
ドバイ支店は声明で、中国銀行はグローバルネットワークを十分活用し、懸け橋と紐帯の役割を積極的に発揮し、質の高い「一帯一路」共同建設が継続的に新たな成果を得るよう支援し続けていると強調した。同行は引き続きグローバル化の強みを生かし、「一帯一路」共同建設国・地域で拠店網を整備し、より高効率で包括的な金融サービスによって人民元国際化を後押しし、金融の質の高い発展に一層大きく貢献する方針を明らかにした。
