バウアーがメキシコで無双状態…無失点快投で2勝目 米復帰熱望の声続出「本当にMLBに必要」

メキシカンリーグのディアブロス・ロホス・デル・メヒコでプレーするトレバー・バウアー【写真:Getty Images】

バウアーはメキシコのレッドデビルズでプレーし米復帰を目指している

昨季はDeNAに所属し、現在はメキシカンリーグのディアブロス・ロホス・デル・メヒコ(メキシコシティ・レッドデビルズ)でプレーするトレバー・バウアー投手が28日(日本時間29日)、敵地キャトルメン戦に先発し、7回1/3を投げ無失点で2勝目。9三振を奪う内容に、ファンからは「MLBチームから全然問いあわせないの?」との声も上がっている。

バウアーが8回途中で交代する際に、代理人のレイチェル・ル―バさんがX(旧ツイッター)に「降板するときは珍しく相手チームのファンから拍手も」と投稿。イニング途中の交代理由について、ファンからの問い合わせに「本人がもう少しファンのために投げたいと言ったのでコーチが彼を続投させた。そこで彼はすぐに1つアウトを取って、そうしたら降板を命じられた」と説明した。

さらには「なぜ誰も彼にチャンスさえ与えないの。目標は勝つことでしょ」「彼が拍手をもらうのは珍しいこと」といった書き込みもあった。

また、バウアーのXにも「MLBチームから全然問いあわせないの?」「いい加減この男と契約して」「なぜ日本は戻ってきてと言ってこない? すばらしいリーグだし、あなたがいたら助かるチームがたくさん。MLBにもたくさん!」「日本で投げていたときより、良い」「メキシコシティのチームのファンの身としては今季いっぱい、いてほしいけれど、野球ファンとしてはあなたは本当にMLBに必要だ」とメジャー復帰を望む声も多く見られた。

レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞に輝いた右腕は、ドジャースに移籍した2021年に性的暴行などの疑いで複数の女性から訴えられ、324試合の出場停止処分を受けた。後に194試合に軽減され、自身もメジャー復帰を目指しているが、獲得球団は現れず。昨季はDeNAでプレー。10勝4敗、防御率2.76の好成績をマークしたが、メジャー復帰を目指し自由契約となった。(Full-Count編集部)

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